ホームページの役割
ホームページとは
ホームページは、インターネット上で企業や個人が直接接触せずに、情報の回覧や告知、問い合わせを受け付けることができるプラットフォームです。情報発信だけでなく、チャットなどのコミュニケーションツール、販売ツール、採用ツールなど、様々な役割を担うことができます。
ホームページを見てから来店する人の割合の変化
店舗ではホームページを見てから来店する人の割合は、過去20年間で大きく増加しました。
2000年代前半
- スマートフォンが普及していない時代
- インターネット利用者自体が少ない
- ホームページは企業情報や商品情報などを掲載する場
- ホームページを見て来店する人は全体の数%程度
2000年代後半
- スマートフォンの普及により、いつでもどこでもインターネットにアクセス可能
- インターネット利用者が増加
- ホームページは情報発信だけでなく、顧客とのコミュニケーションツールとしても活用
- ホームページを見て来店する人は全体の10%~20%程度
2010年代
- ソーシャルメディアの普及により、情報拡散が容易
- ホームページは企業の顔として、より重要
- ホームページ経由の問い合わせや予約も増加
- ホームページを見て来店する人は全体の30%~40%程度
2020年代
- 新型コロナウイルス感染症の影響により、オンライン化が加速
- 店舗に行く前にホームページで情報収集する人が増加
- ホームページは顧客にとって重要な情報源
- ホームページを見て来店する人は全体の50%~60%以上
1日のインターネットの利用時間
2024年現在としては、特に知りたい情報がない時でもインターネットを何気なく見ている時間が増えています。より日常に浸透してきているので、必要な情報が合った際にはまず事前に調べてみるような状態に変化してきています。
平均して1日3時間くらいはおおよそネット利用されています。
2020年では、平日の「インターネット利用」の平均利用時間が「テレビ視聴」の平均利用時間を初めて超過してます。
利用率が低かった60代の方でも1日1時間30分はネット利用しています。
””総務省 令和3年版 主なメディアの利用時間と行為者率より
ホームページの役割
- 概要を知ってもらう:会社概要、商品・サービス情報、ニュース、イベント情報などを発信
- お知らせを知ってもらう ニュース、イベント情報などを発信
- 問い合わせを受け付けることができる:お問い合わせ窓口、よくある質問、ブログ、ソーシャルメディアなどを活用した双方向のコミュニケーション
- サービス・販売のパンフレットになる:商品・サービスの販売、資料請求、キャンペーン情報などを掲載
- 採用:求人情報、企業理念、社員インタビューなどを掲載
- ブランドイメージの向上:文字や写真、動画を使って対面していない方へイメージを構築
- 各媒体との連携:SNSや他サイトへの自社HPリンクを貼って存在を知ってもらう
ホームページ対策で必要なもの
ホームページ対策で必要なものは、以下の要素によっても影響されます。
・ホームページの内容
・ホームページのデザイン
・ホームページの使いやすさ
・検索エンジン対策
・広告配信
ホームページで得られる効果
上記役割を果たすことで、以下の効果・メリットがあります。
- 概要を知ってもらう:事前に顧客への存在を知ってもらうことができます。サービスを受ける候補として上がることが出来ます。存在を知ってもらえないと良いサービスも届かないので、非常に重要な部分になります。
顧客側ではなく、申請や金融機関への手続きに必要になるケースがあります。近年では資金調達、口座の開設では、ホームページの提出やURLを記述する欄が通例になっており、あるなし、活動状況で通過率や信頼性への判断にも使用されたりします。 - お知らせを知ってもらう:新着の情報を知ってもらうことができ、発信者、顧客ともに正確な情報を得ることができます。公式的な発言をでき、発言したものをSNSで拡散することもできます。SNSへリンクすることにより、SNSから知った方が認知、興味、購買意欲へ繋がったりします。既存顧客へのフォローにもなります。
- 問い合わせを受け付けることができる:お問い合わせ窓口として、直接連絡を受ける公式ツールにもなります。電話番号を書いておけば電話にて問い合わせを受け付けることができ、フォームを作成しておけば、手間がかからず連絡を受け付けることができます。もちろん両方取り入れることや、別な外部ツールも自社へ取り込むことも選択できます。
新規の窓口のイメージがありますが、一度接触した顧客から、期間をおいて問い合わせを受けるケースもあります。リピーターからの名刺をなくしてしまったなどや、以前のサービスに満足しており、もう一度気に入ったので別サービスを受けたいなどの連絡もあります。 - サービス・販売のパンフレットになる:事前に興味ある商品を知ってもらうことができます。顧客は自分が知りたいもの、興味があるものを選択し、情報収集することができます。実際に必要な方にはリンクを貼っておくことにより、問い合わせや購入、予約に繋がります。
- 採用:採用状況を告知できます。求人サイトではないので、金額がかからず告知できます。最新の求人情報、状態を掲載できます。イメージやビジョンも掲載することが出来るので、採用者、求職者ともに公式な情報を受け取ることができます。
- ブランドイメージの向上:自社媒体になり、他の媒体よりも規約に縛られることなく自由に書くことが出来るので、自分が思った通りのイメージを相手に伝えることができます。デザインを更新することで印象を変えることがで、時代に合ったイメージに対応することができます。
- 各媒体との連携:他社サイトと提携できます。他社サイトに掲載するには、必ず自社URLが必要になってきます。掲載する必要もないサイトもありますが、掲載しておいた方がユーザーが一度来訪してくれることにより、問い合わせ率や、問い合わせ貰った際のお互いのミスマッチが少なく済みます。
ホームページの役割を最大限に生かすためのポイント
- 目的を明確にする:ホームページを作成する前に、どのような目的で利用するのかを明確にする
- ターゲット層を意識する:誰に情報を届けたいのかを意識し、ターゲット層に合わせたコンテンツを作成
- 情報設計を工夫する:ユーザーにとって見やすく、必要な情報を見つけやすい構造にする
- デザインにこだわる:視覚的に訴求するデザインで、ユーザーの興味を引く
- 更新頻度を高める:定期的に新しい情報を更新することで、ユーザーの訪問を促す
これからのホームページに求められるもの
顧客が操作しやすい設計、目的に達成しやすいことが求めれ、時代と企業ブランドに合ったイメージ、回覧数の増加のための広告配信、データ量の増加からのサイバーセキュリティを意識した対応が求められます。
セキュリティリスクによって想定されるもの
リスティング広告とは
現在の流行のホームページのレイアウト
・ファーストビューで画像を画面いっぱい表示:ホームページにアクセスした際に、デバイスに合わせた画面いっぱいの画像が表示されます。以前のものはデバイスごとに画像のサイズが調整できなかったので、中程度のサイズになっていることが多いです。
・スライドショー表示:画像がスライドして複数のことを顧客にアピールすることができます。画面に動きが出るので、静止画よりも訴求効果が上がります。
・ファーストビュースクロール拡大表示:ホームページにアクセスした際に、表示された画像がスクロールすると拡大表示します。臨場感が上がります。
・動きあるデザイン:静止しているのではなく、画像や見出し文字に動きがついています。
・シンプルで幅広なデザイン:シンプルでありながら、以前より画面幅に近いレイアウトが増えてきてます。
まとめ
ホームページは情報発信だけでなく、コミュニケーションツール、販売ツール、採用ツールなど、様々な役割を担うことができます。ここ20年で利用者の行動習慣はどんどん変わってきています。ホームページは制作し、時代に合ったデザインで企業イメージ・店舗イメージを構築することをKANESAWAでは推奨いたします。