ホームページのプログラミングとは?
ホームページのプログラミングとは?
ホームページって完成系はモニターに映りますが、内面がどのようになっているか気になる方もいると思うので解説します。
主な使用プログラミング言語
ホームページを作っている要素の一つのプログラミング言語には、項目ごとに異なる言語で作られています。
HTMLやCSSという言語は見た目の部分を表示する役割を果たし、JavaScriptはサイトの動きや発動条件を制御します。
また、PHPという言語もあり、初心者でも更新しやすい操作をできるようにするために用いられるシステムを作るサーバーサイド言語もあります。
他にも言語はありますが、このように、複数のプログラミング言語によって成り立っています。
HTML
HTMLは、ホームページの基本的な骨組み構造を記述するための言語です。段落や見出しなどを表すタグを使用し、その中に日本語を入れることで表示されます。(HyperText Markup Language
CSS
CSSは、HTMLで作られた要素に装飾を与え、幅や高さ、背景などのデザインを指定できる役割を果たします。文章だけでは地味な文章に、蛍光マーカーなどのコードを加えることによって見やすい装飾や配置を作り出すことができます。(Cascading Style Sheets
JavaScript
JavaScriptは、ホームページに条件や動きを加えるためのプログラミング言語です。クリックしたらページを遷移させずに行う動きの設定、スクロールすると発動する動きの指定や、ページが表示されたら動きを開始するロゴアニメーションなど指定ができます。
2000年代くらいのホームページは動きがない静的ホームページが多く、2024年現在では意図したところをページ全体を更新することなく、部分更新できることが一般的となっています。
ホームページにあるGoogleマップをページ更新しないでスクロールできたりすることができます。
PHP
PHPは、動的なページの作成やデータベースとの連携に使われる言語です。例えば新着情報などの表示では新しいもの5件のみ表示させたい場合に、命令文を書くことができます。新しい記事は書くたびに表示するものは変わります。条件、繰り返しなど表示設定を行います。
WordPress
ワードプレスはプログラミング言語ではありませんが、WordPress専用のPHPテンプレートタグがあり、プログラミング言語と言っていいほどホームページ制作には欠かせないものとなっています。
現在のWEBページの6〜7割がWordPressを使って作成されています。
WordPressを使うと初心者でも簡単に記事を更新できるようになります。HTML、CSS、JavaScript、PHPをWordPress化するのは複雑になり単一言語を覚えるよりかなり時間量はかかります。
動的ページは全ページに影響を与えるので、WordPressの更新は専門知識を持った方が推奨されます。
SEOにおいてWordPressサイト構造は中でも、クロール性が良いと言われています。検索上位にあるページを見るとWordPressで制作されたホームページは上位表示されている傾向があります。
SQL
データベースとその管理に使われるSQLは、ホームページのデータ管理を行います。お問い合わせフォームに入力された情報を処理し、データベースに格納するなどの作業が可能です。(Structured Query Language
プログラミングとは別なデザイン
デザインとは、プログラミングによって作られた配置に、当てはめていく写真やイラスト、ロゴなどの部分要素になります。
印象の部分を大きく左右します。
プログラミンとデザインはどちらが欠けても良いWEBページはできません。
第一人者と呼ばれる人は、どちらかに特化している人が多い傾向にあります。
Photoshop
プログラミングで配置したところに載せる写真を加工できます。
明るさやサイズの変更、画像に文字を載せたりすることが出来ます。
Illustrator
WEBぺーじに掲載するイラストを作成するのに使用します。
ロゴ制作の際にも使用し、拡大縮小しても画像が粗くならないベクターデータを作成します。
カメラ撮影
ホームページでオリジナル性を出したい時に写真を撮影します。
機材やレンズ、構図などの知識が必要になります。
Premiere Pro
撮った動画を編集できます。動画同士を繋ぎ合わせたり、間をカット、文字を載せることが出来ます。
プログラミングとは別な広告
制作したホームページは、人を集める必要が出てきます。
運用的な部分で興味を持ちやすい分野です。
広告が出来ればいいように思いますが、簡素なホームページや、時代に合ってないページに広告料をかけてもお問い合わせ率0%に近いと0になります。
広告費を増やせば比例して増えると思いがちですが、そんなことはなく驚く部分です。
広告費を出したことがない方は驚くかも知れませんが、毎月10万や数百万円など規模の世界になります。
広告やデザイン担当はプログラミングを触ったことをないことが多いため、原因とは違う対処をしがちになります。
オリジナルのホームページで作成すると、この部分をこうやりたいなどのカスタマイズが出来るようになり、実際のところはプログラミングが出来ることに幅が広がります。
リスティング広告
Google検索の有料枠のことで、クリックしやすい部分に広告としてページを表示させることが出来ます。
META広告
FacebookやInstagramにインプレッションとして広告として表示できます。
SEO
Google検索の無料枠のところに出てきており、上位にくるとクリックされます。
広告を使うと1クリック数百円かかるので、上位表示にくれば有料広告を出すよりもコストパフォーマンスは良くなります。
記事を書いて半年〜1年は効果が出るのに時間がかかります。
プログラミングとは別な実行環境
プログラミングが実行される際に必要な実行環境があります。
ブラウザ
HTML,CSS,JavaScriptはアイフォンやPCでインストールされているChrome、Safariなどのブラウザ上で表示されます。
Chrome、Safariはセキュリティ対策で日頃アップデートされていきます。
アップデートされると表示が崩れたりするので、こちらから合わせていく必要があります。
エティタ
プログラミング言語はエディタと呼ばれるデータを編集するソフトウェアでコードを書いていきます。
エディタにも種類があり、VSCやATOM、Dreamweaverがあります。
書いたコードをFTPと呼ばれる通信規格でサーバーにアップロードし、URLにアクセルするといつものようにWEBページを表示できるようになります。
サーバーサイド
サーバーは自作出来ますが、レンタルサーバーやAWSなどの課金することによってサーバー管理をする必要がなくなります。
障害発生時に人件費を割く必要がなく対応してもらえることが課金のメリットになります。
プログラミングという情報資産の構築
プログラミングはデジタル資産になり、制作したものは資産として蓄積することが出来ます。
初めて回覧した方は、その人や企業を知ることが出来る手段になります。
時間はかかりますが蓄積されることになり、継続していると大きな効果を発揮し、信頼を獲得することが出来ます。
数日後という短期ではなく、1年単位で見ると検索結果に良い影響を与えます。
まとめ
ホームページのプログラミングと言ってもページはデザイン制作、コーディング、ロゴ制作、SEO、広告、サーバー、セキュリティの各分野で作られています。制作会社は大きく分けると、ディレクター、コーダー、デザイン、広告、サーバーで担当を振り分けており、兼務している場合が多いです。
少し前にプログラミングトレンドがありましたが、多くの人が学校に通ってもプログラミングが書けない事象が多くありました。
結局はコードは書いて覚えるものであり、説明や本を読んでも書けるようにならないのが実際のところです。
コーティング、デザイン分野で実務レベルになるには、学校を卒後して各分野ごとに2年間程は実務を経験が必要な印象です。
ホームページはプログラムによって出来ているので、出来ることによって静的でなく動的なWEBデザインの構築が出来るようになり、時代に合わせたページを作ることが出来るようになります。
最初に読者に見やすく、機械がクロールしやすいホームページを作り、記事を更新していくことがデジタル資産を活かすことが出来るかと思います。
ホームページの完成系はモニターに映りますが、内面はページ一つで様々な分野で成り立っていることが伺えます。