本当にいいホームページって?「プロが教える7つの条件いいホームページ」とは?

はじめに|「いいホームページ」って、どんなもの?
今の時代、どんなお店や会社も、ホームページがあるのが当たり前になってきました。
でも、ただ“あるだけ”ではもったいない。せっかく作ったのに、お客様になかなか見られなかったり、すぐ閉じられてしまうようでは意味がありませんよね。
じゃあ、「いいホームページ」って、どんなものでしょう?
・おしゃれなデザイン?
・動きがあってカッコいいやつ?
・検索で上に出てくること?
実は「いいホームページ」には、共通する“条件”があるんです。
今回は、初心者の方でもわかるように、【7つのポイント】をやさしく解説していきます。
① 綺麗であること|第一印象がすべてを決める
人もホームページも、見た目がとっても大事です。
たとえば、あなたが初めて入ったお店が、暗くてゴチャゴチャしていたらどう感じるでしょうか?
「うーん…なんか入りにくいな」と感じてしまいませんか?
ホームページも同じ。開いた瞬間の印象で、
「ちゃんとしてそう」「見やすい」「信頼できそう」と思ってもらえるかどうかが決まります。
じゃあ、“綺麗”ってどういうこと?
綺麗=派手、ではありません。
以下のような点が整っていることが大切です。
- 文字が読みやすい(フォントとサイズ)
- 色のバランスが統一されている
- 情報の配置に無駄がなく、整っている
要するに、「読みやすくて落ち着いて見られる」こと。
おしゃれすぎて文字が読みにくいページより、しっかり情報が伝わるページのほうが、お客様には喜ばれます。
ユーザーは“数秒”で判断している
実は、ユーザーはホームページを開いてから数秒以内に「読む or 閉じる」を判断すると言われています。
その判断材料の大部分が「第一印象(=見た目)」です。
だからこそ、
「とりあえず作っただけ」「昔のデザインのまま」では、せっかく来たお客様を逃してしまうかもしれません。
プロっぽく見せたいなら、“余白”を意識しよう
綺麗に見せるコツは、余白をしっかりとることです。
・要素を詰め込みすぎない
・タイトルや見出しの周りにスペースを持たせる
・写真やボタンを“呼吸できる”ように配置する
このちょっとした工夫だけで、一気に「デザインが整ってる!」という印象になりますよ。
② 写真と余白のバランス|“伝わるデザイン”は素材と空間から
写真は、ホームページの「顔」ともいえる存在です。
どれだけ文章が丁寧でも、写真が暗かったりぼやけていたりすると、全体の印象はガタ落ちになります。
解像度の高い、自然な写真を使おう
スマホで簡単に写真が撮れる時代ですが、画質が粗かったり、構図が不自然なものは避けたいところ。
可能であれば、プロのカメラマンに撮ってもらった写真を使うのがベストです。
もし自分で撮る場合でも、
- 明るい場所で撮る(自然光がベスト)
- 画面がブレていないかチェック
- 被写体が主役になるような構図を意識する
といった工夫で、だいぶクオリティは上がります。
写真を引き立てるのは、“余白”
そしてもう一つ大切なのが「余白」の考え方。
余白とは、文字や画像の“まわりの空間”のことです。
余白をうまく使うと、以下のような効果があります:
- 写真が目立ちやすくなる
- 全体がスッキリして、読みやすくなる
- 情報のまとまりがよく見える
「写真+余白」は、まるで額縁に絵を飾るようなもの。
どんなに良い写真も、窮屈な場所に詰め込まれていたら魅力が半減してしまいます。
デザイン初心者ほど“引き算”を意識してみて
「せっかくだから情報をたくさん入れたい!」という気持ちはよくわかります。
でも、見てもらうこと・伝えることを考えたら、少し引き算するくらいがちょうどいいんです。
余白は「何もしない」スペースではなく、“見せる”ためのスペース。
空間を恐れず、余裕のあるページづくりを意識してみましょう。
③ 飽きない工夫|2回見ても「また見たい」と思わせる仕掛け
せっかくページに来てもらっても、1回きりで終わってしまったらもったいないですよね。
「また見たくなる」「ブックマークしたくなる」ホームページには、“ちょっとした工夫”があります。
スクロールで変化する|動きのあるデザイン
最近のホームページでは、動き(アニメーション)があるデザインが増えています。
- スクロールするとふわっと文字が現れる
- 写真にカーソルをのせると拡大する
- ボタンに触れると色が変わる
こんなちょっとした“動き”があるだけで、「おっ」と目を引くページになります。
ただし、やりすぎると逆効果なので、あくまで“自然に“さりげなく”がポイントです。
コンテンツに「変化」を持たせよう
動き以外にも、飽きさせない工夫はたくさんあります。
- 定期的に写真や文章を変える
- ブログで最新情報を発信する
- 季節に合わせた色やデザインにする
訪れるたびに何かが変わっていると、ユーザーは“気にかけるように”なるんです。
小さな変化でも、「あ、ちゃんと更新されてる」と感じてもらえるだけで、信頼感アップにつながります。
④ ブログ更新できる環境があること|継続が信頼につながる
ホームページは、作って終わりではありません。
運用してこそ価値が出るものです。
特に、ブログやお知らせなどの更新ができる環境があると、信頼感・SEO・情報発信すべてにおいてプラスになります。
更新が止まっていると不安に見える
たとえば、ブログの最新記事が「3年前」だったとしたら…
「このお店、今も営業してるのかな?」と不安に感じてしまいませんか?
逆に、最近の出来事や活動内容が書かれていれば、
「今も元気にやってるんだな」と思ってもらえます。
誰でも更新できる仕組みがあると強い
WordPressなどのCMS(コンテンツ管理システム)を使えば、専門知識がなくてもブログの更新ができます。
スマホからも投稿できるようにしておけば、もっと気軽に発信できますよ。
大切なのは、「更新したくても方法がわからない」という状態をつくらないこと。
最初から運用のしやすさを意識した設計が大事なんです。
続けるコツは「完璧を求めない」
「ちゃんと書かなきゃ」「時間がかかるから無理」と思っていると、ブログは続きません。
でも、ブログは“短くてもOK”。
写真1枚と一言でも、しっかり更新として意味があります。
「とにかく続けること」が信頼につながるんです。
⑤ 目的が達成できること|ホームページの“役割”を忘れない
どれだけデザインが良くても、写真が綺麗でも、目的を果たしていないホームページは「見た目だけのサイト」になってしまいます。
ホームページには、ちゃんと“目的”がある
ホームページを作る理由は、業種や立場によってさまざまです。
- 商品を売る
- お問い合わせを増やす
- 来店や予約につなげる
- 信頼感を得る
- 採用につなげる など
たとえばカフェなら、「メニューを見て、お店に行きたくなること」
税理士事務所なら、「相談してみようと思ってもらうこと」
これが“目的”になります。
その目的に向かって、ページの構成や導線がきちんと設計されているかが大事なんです。
ちゃんと「ゴール」へ案内できてる?
良いホームページは、「ユーザーが迷わず、自然にゴールへ向かえる」ようになっています。
- お問い合わせボタンがわかりやすい場所にある
- メニューやサービス内容がシンプルにまとまっている
- 価格・営業時間・アクセスなどの情報がすぐ見つかる
こういった“ちょっとした親切設計”が、目的達成に大きく関わってきます。
自分のホームページに聞いてみよう
「このページ、ちゃんと“やりたいこと”ができてるかな?」
これをたまに自問してみるだけで、ホームページの方向性はズレにくくなります。
“かっこいいサイト”より“成果が出るサイト”を目指しましょう。
⑥ 内部対策がされていること|検索にちゃんと届く設計を
せっかくホームページを作っても、誰にも見られなければ意味がありません。
「検索で見つけてもらうための工夫」が、いわゆるSEO(検索エンジン最適化)です。
「内部対策」ってなに?
SEOには色々ありますが、その中でも土台になるのが内部対策。
これは、ホームページの構造や内容が“検索にやさしい設計”になっているかどうかを指します。
たとえば…
- ページタイトルや見出し(h1〜h3)が適切に使われている
- 各ページにキーワードがしっかり含まれている
- メタ情報(タイトル・ディスクリプション)が設定されている
- スマホでも見やすくなっている(モバイル対応)
こういったことが、内部対策にあたります。
SEOは“人のため”でもある
「検索に強い=人にとってわかりやすい構成」でもあります。
つまり、SEOは“Google向け”であると同時に“ユーザー向け”でもあるんです。
無理にキーワードを詰め込むのではなく、自然な言葉で、必要な情報を丁寧に書くこと。
これが、長く愛されるホームページの秘訣です。
WordPressなら最低限の対策は可能
最近のホームページ制作では、WordPressを使うことが多いです。
このCMSには、SEOに役立つ機能やプラグインが揃っているので、内部対策のスタートにはぴったり。
「最初はよくわからなくても、ちゃんと考えて設計されていればOK」です。
⑦ デザインの印象|ブランドや事業の“らしさ”が伝わるか
最後にとても大切なのは、「このホームページ、なんか“らしい”な」と感じてもらえることです。
つまり、事業やお店の“印象”と、デザインが一致しているかどうかです。
ホームページは“第一印象のプレゼン”みたいなもの
ホームページって、はじめて出会う人との名刺代わり。
最初の数秒で「どんな人(会社、店舗)なのか」を感じてもらうものです。
たとえば…
- 高級な和食店なのに、カラフルでポップなデザインだったら?
- 若い女性向けの美容室なのに、全体が堅苦しい印象だったら?
ちょっとチグハグな感じ、しませんか?
「らしさ」が伝わると、安心してもらえる
良いデザインというのは、そのサービスの雰囲気や価値観が自然に伝わるデザインです。
- 高級感 → シンプル+黒・白・金などの落ち着いた色
- 可愛らしさ → 柔らかいフォント、明るいパステルカラー
- 信頼性 → きちんと整ったレイアウトと清潔感
これがちゃんと“マッチ”していると、見た人は「ここ、ちゃんとしてそう」「自分に合いそう」と感じてくれます。
デザイン=見た目ではなく「伝え方」
「デザインが大事」と聞くと、どうしても「オシャレかどうか」と思いがちです。
でも本当に大事なのは、「自分たちらしさがちゃんと伝わっているかどうか」。
たとえば、地域密着の工務店なら、派手なアニメーションは不要かもしれません。
逆に、若者向けのアパレルブランドなら、動きのあるビジュアルが印象に残るかもしれません。
つまり、見た目は“手段”であって、“目的”は印象を正しく届けることなんです。
プロに任せるのもひとつの手
「自分でやるにはちょっと難しい…」という場合は、思い切ってプロに依頼するのもアリです。
“ちょっとした見た目の違い”が、アクセスや印象を左右する。
それだけ、「デザインの印象」は強い武器になるんです。
自分たちの「雰囲気」を、どうやってデザインにのせる?
はじめてホームページを作るとき、「どんな色にしたらいいの?」「フォントってどう選べばいい?」と迷うかもしれません。
そんな時は、まずはこんな風に考えてみてください。
- うちのお店(サービス)を一言で言うと?
- 来てほしいお客さんはどんな人?
- 大切にしていること・こだわっていることは?
これが見えてくると、「それに合うデザイン」も少しずつイメージできるようになります。
「自分たちらしさ」が伝わると、共感してもらえる
見た目の綺麗さよりも、「あ、なんか好きかも」と思ってもらえる印象が大切です。
“ただオシャレ”よりも、“ちゃんと伝わる”。
それが、良いデザイン、そして良いホームページにとっての本質です。
まとめ|良いホームページとは、“続けられる”ホームページ
ここまで紹介した7つの条件を、あらためて整理してみましょう。
- 構成がわかりやすい
- 写真と余白のバランスが良い
- 2回見ても飽きない工夫がある
- ブログなど、更新できる環境がある
- 目的(成果)につながる動線が設計されている
- 内部対策で検索にも強い
- 見た目が綺麗で、印象がいい
この7つが整っているホームページは、見た人に「信頼され」、そして「また見たい」と思ってもらえます。
でも何より大切なのは、“作って終わり”じゃなく、運用しやすいこと。
気軽に更新できて、ちょっとずつ育てていけるホームページこそ、本当に“良いホームページ”です。
このブログが、あなたにとって“動き出すきっかけ”になりますように。ここから、素敵なストーリーを始めてください。